ゴンドラでメンリッヒェンまで行き、メンリッヒェンからクライネシャイデックまでの5q弱を約1時間30分ほどかけてトレッキングして楽しんだ。
この日は最高の天気で快適に歩くことができた。ユングフラウ三山を正面に見上げながら、この世のものとは思えないほど雄大な景色の中を歩くコースは、世界でも屈指のトレイル(自然道)である。
この駅舎は大自然の中にあり、空気が実に美味しく体一杯に吸った。駅舎内のレストランでカボチャのスープと牛肉ステーキ、それとプリンをいただいた。
展望台は標高3573mにあり、東にメンヒ(4107m)、西にユングフラウ(4158m)、そして南にヨーロッパ最長のアレッチ氷河のパノラマが見えた。
ここから見える一帯は「ユングフラウ〜アレッチ氷河〜ビエッチホルン地域」として、スイス初のユネスコ世界自然遺産に登録されている。快晴だったので唸るほどの絶景が見えた。 展望台はちょっと寒かったが、あまりにも素晴らしい絶景には旅友と声を上げた。
朝早く起床して帰り支度をしてバスに乗り込んだ。約2時間半かけてチューリッヒ空港に到着した。そして13:00便の一路成田空港に向かった。
今回の研修旅行で感じたことは、スイスは観光立国で、夏や冬の観光シーズンには外国からの出稼ぎが必要なくらい忙しい。それとスイスは1815年以降「永世中立国」である。ここまでは日本と似ているが、日本と違い国家を維持するため巨大な軍事力を持つ国である。ここが9条によって軍事力を否定するする我が国との大きな違いである。スイスは、「国民皆兵」のため男子に徴兵制が義務づけられている。因みにバチカン市国の軍隊はスイスの傭兵で維持されている。