(第8日目)
ホテルの朝食は食べ飽きたので、日本から持参した梅しそ入りのご飯と野菜たっぷりの味噌汁と御新香を食べた。そろそろ帰国が近いので慣らすため朝だけ日本食に切り替えた。午前中チャナッカレからイスタンブールまでダーダネルス海峡をフェリーで渡った。その後、そこから340km離れたイスタンブールまでバスを走らせた。イスタンブール市内にはお昼頃到着したが、なんと雪が舞い散り一面雪景色であった。そんな中ジャパニーズレストランで寿司定食を味わってから、最初に到着した時に行けなかったアヤ・ソフィア大寺院を見学した。そしてイスタンブールの有名なグランドバザールとエジプトバザールを散策した。夜はヘソを出してお腹をくねらせたり震わせたりして踊るエキゾチックなベリーダンスと黒海地域の男たちのダンスを楽しんだ。さあ、あと一日だ。
(第9日目)
朝はゆっくり起床して11時頃からボスフォラス海峡に行った。前日まで雪が降り続き、この日のクルージングは難しいのではないかと同行者たちが言っていたが、私は晴れ男だと旅行中言い続けていたためかほとんど雨や雪は降らなかった。案の定、この日も朝から2℃くらいの気温であったが、見事晴れであった。この海峡はマルマラ海から黒海までおよそ30kmの幅があり、意外なほど速い流れであった。海峡には2つの大橋がかかり両岸には高級住宅や別荘が立ち並びその間に宮殿や要塞が見え、その美しさは眼を見張るものがあった。何か歌にあった「飛んでイスタンブール」を思わせる哀愁と華麗さが残るクルージングであり、この研修旅行の最後を締める素晴しいひと時を味わった。そして夕方6時の便で成田へ向かって11時間25分のフライトに旅だった。
今回の研修旅行で一番感じたことはトルコ人は親日派と言われてきたが、実際にこの国を訪問して人に対する優しさや楽しさ、和やかさのある国民であるということがより一層分かった。色々な歴史を辿りながら、この国を守り続けたトルコ人は素晴しい。機会があれば是非また訪れたい国である。
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