お腹が膨れたところで再度白雲空港へ向かった。昼間の白雲空港と違い、夜になるとこの空港はだだっ広い割にライトが非常に少なく、文字が読めないほど暗かった。いくら規模は世界一を誇っていてもこれではまったくお粗末だと思った次第だ。そしていよいよこの旅の一番の目的地・桂林に向けて国内線に乗りこみ約1時間のフライトで桂林空港に到着した。この日はそのままホテルに行き早めに床について明日の観光に備えた。
(2日目)
朝、6時45分のモーニングコールで目覚め、ホテルで洋食バイキングを食べてメインイヴェントである漓江下りの船着場に向かった。
船着場にワゴン車で向かう間も道路の両側には桂林ならではの奇岩群がちらほら見えて漓江下りの期待を膨らませた。
桂林は中国西南部に位置し、広西チワン自治区の東北部にある。古来より中国内でも四大観光都市の一つとして名を馳せ、国内からの観光客の数も多い。市の中心部には全長437キロにわたる漓江が流れ、その両岸には石灰岩が約30億年前に隆起し侵食して出来た奇峰・奇岩が連なり、中国南画に見られるまさに絵のような美しい風景で有名だ。
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