モロッコとチュニジア
モロッコとチュニジアの旅(1)

モロッコ王国(Kingdom of Morocco)
44.6万平方キロメートル 3,603万人(2018年 世銀)
首都 ラバト
言語 アラビア語(公用語),ベルベル語(公用語),フランス語

チュニジア共和国(Republic of Tunisia)
16万3,610平方キロメートル 1,157万人(2018年 世銀)
首都 チュニス
言語 アラビア語(公用語),フランス語

モロッコ編(1)
世界最大の迷宮都市

 モロッコはアフリカ大陸の北西部に縦長に位置する国で、面積は日本の1.2倍。人口は約3400万人。チュニジア・アルジェリアと合わせて「マグレブ三国」と呼ばれている。
 モロッコは、古くは東方交易の拠点として栄え、神秘的な伝統が今も息づく国だ。そしてヨーロッパの影響も受けながら、独特の文化や色彩の魅力を持つ国である。
 民族はアラブ人が65%、ベルベル人が30%、その他5%で、国民のほとんどがイスラム教を信仰している。
 また、この国は、イスラムとアフリカとヨーロッパの3つが交差し、歴史的にも20世紀初めフランスの保護領となり、1956年に独立するまで、その文化の影響を強く受けたと言われている。
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王室標準旗
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ずらりと並ぶモロッコの王様

(第1日目)

 成田空港を夜11時エミレーツ航空319便にて経由地ドバイに向けて飛び立った。中継地のドバイには朝6時過ぎ到着し、1時間半ぐらいで空路カサブランカに向かった。

(第2日目)

 28日13時半頃ムハンマド5世空港に到着した。
 入国手続きなどを済ませてから小型バスでてフェズに向けて約4時間30分の旅に出発した。途中サービスエリアで15分休憩後、18時30分に到着した。
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ムハンマド5世空港
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モロッコのガイドさん
 宿泊は、中庭に噴水とアンダルシア風の庭のあるリヤドパレシェヘラザードホテルであった。
 モロッコ特有のゼリージュ(モザイク)を綿密に巡らせた歴史的建物である。
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アンダルシア風の庭
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細工が施された部屋の扉
 ただし部屋は隙間風やお湯の出が悪くちょっと難儀した。
 夕食は、ホテル内のレストランでタジン料理を味わった。
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多彩な前菜
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タジン料理

(第3日目)

 朝6時起床して、ホテル内のレストランというかロビーみたいなところで、モロッコのパン、卵料理などをいただいた。

 9時ホテルを出て世界遺産である旧市街(メディナ)を見学した。最初は、現国王ムハンマド6世の王宮に行った。
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いろいろなパンが出る朝食
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壁面の細かな細工が素晴しい門
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王宮の巨大なブー・ジュル―ド門を
バックにして

 次に独特な家が今も残るメッラハ(ユダヤ人街)やキャラバンサライを見学した後、迷宮都市のエル・バリ地区へ。
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独特な家が残るメッラハ
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メディナの通り

 次に訪れたブーイナニア神学校では、幾何学模様と大理石の中庭と水時計(故障中)を見て、
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美しい神学校の内部
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水時計

 フェズ最大のブージュルード門に行った。
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ブージュルードの紫表門
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緑の裏門

 お昼は、世界遺産の街並みが展望出来るレストランで、モロッコ風前菜、チキンとアーモンドのパイ包み、シナモンシュガーをかけたパスティラを味わった。
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モロッコ風前菜
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モロッコ名物パスティラ

 昼食後、フェズ焼きとモザイクの工房を見学した。
 ここでおしゃれなコーヒーカップを買い求めた。
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フェズ焼きを作る職人
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モザイクで造られた泉

 次にタンネリ。ショワラ(なめし革前職職人街)を訪れた。
 上から工程を見たのだが、物凄く臭いがきつくたまらなかった。
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皮をなめしている風景
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なめし工場をテラスから見る

 さらに1000年の歴史があるカラウィンモスクとメディナの入り口にある表と裏の模様が違うフェズ最大の門ブー・ジュル門を見てから、メディナで一番の繁華街ネジャーリン広場へと向かった。
 この広場は大工さんの工房が軒を連ねていた。
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ネジャーリン広場にて
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アッタリーン・スーク

 午後4時過ぎホテルに戻り、休憩の後、ホテルのレストランで、モロッコのみそ汁ハリラスープとビーフタジンをいただいた。
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ハリラスープ
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ビーフタジン鍋

(第4日目)

 朝6時半に起床して、朝食後、ホテルを8時半に出発して約1時間半かけて、モロッコワインの産地でもある城壁に囲まれた世界遺産の街メクネスへ行った。メクネスには、モザイクとタイルの美しい王宮の正門マンスール門がある。
 王宮の門はどこにでもあるが、この門だけは巨大であまりにも美しいのに圧倒させられた。
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巨大なマンスール門
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マンスール門前にて

 次にエディム広場へ。広場は屋台が立ち並んでいるのを見ながら車に戻り、車で王宮謁見広場から城壁に囲まれた風の道を1q通り、
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屋台が立ち並ぶエディム広場
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真っ直ぐな風の道

 17世紀の王で500人の子供がいた王ムーレイ・イスマイルの霊廟を、外観から見た。
 そして次の訪問地ラバトへ向けて出発した。


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