(三日目)
昼食後、トリカラを発って、次の訪問地カラバカ(KALAMBAKA)に向かった。カラバカは車で20分位のところにあり、人口は1万2000人ほどの町でメテオラ(METEORA)観光の拠点である。メテオラは世界遺産にも登録され、ギリシャでもパルテノン神殿に次ぐ有名な場所である。何しろ標高2000メートル級の山々が連なる山脈で、その頂上に修道院が建ち、高いもので約400メートル、低いものでも20〜30メートルある。メテオラとは「空中に吊り上げられた」という意味を持ち、15〜16世紀には22の岩石の上に建つ修道院があったといわれたが、第二次世界大戦でドイツ軍によって多くの修道院が破壊され現在は6ヶ所を残すのみとなっている。いったいどのくらいかけてこのような奇岩群の上に修道院を建てたのか想像を絶するものがある。ともかく6ヶ所の修道院を回るのですら大変である。世界でも類を見ないメテオラは壮大な景観を呈し、訪れた人に感動を与える。メテオラの帰途、Katerinaさんと奇岩の見えるところでお茶をした。さあこれから約一時間をかけてラリサに戻る。途中、疲れたせいか車の中で眠り込んでしまった。 |