私たちが普段食べてい磨り下ろしわさびは、わさびの根茎を磨り下ろしたものです。葉や茎などにも根茎と同じ辛味成分があるので、茎はわさび漬けにします。春に咲くわさびの花は、てんぷらやおひたしにします。わさびは捨てる部分がなく、全てを食用として使用することが出来ます。わさびを磨り下ろす際には、目の細かいサメ肌のおろしで茎のほうから練るようするのが良いとされています。そうすることできめ細かく下ろせて、より辛味成分が出るためです。この辛味成分は金属を嫌う性質があるので、金属のおろし金を使用する際には磨り下ろした後すぐに別の容器に移し替えましょう。また磨り下ろし器にほんの少量の白砂糖をのせてわさびを磨り下ろすと、わさびのアクや苦味が消えてさらに香りと辛味が引き立ちます。茎のほうから磨り下ろすのは、茎に近い部分の方が辛味が強く、香りも豊かだからです。磨らずに残ったわさびはぬらした新聞紙で包んでラップをして冷蔵庫で約1ヶ月保存が出来ます。 |