ソーセージは、ハムやベーコンには使えない細切れになった端肉に、脂肪や香辛料を加えてよく練り上げ、豚や羊の腸などに詰めたあと燻煙、ボイルした食品です。
もともと牧畜が盛んなヨーロッパで、一頭を無駄なく食べるため、そのままでは食べにくい内臓や血などを肉と混ぜ、保存できるように塩漬けにして、煙でいぶして食べたのが最初といわれていますが、今から5000年くらい前、アルゼンチンのメソポタミア地方でシュメール人が、豚の腸に生肉を詰めていたという説など諸説ありますます。
日本に伝わってソーセージは100年程ですが、食品としては長い歴史を持ったものであると言えます。
また肉を詰める腸のことをケーシングと言いますが、羊の腸を使う細めのソーセージをウィンナー、豚の腸を使うやや太めのソーセージをフランクフルトと言います。
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