胡椒は2500年前の紀元前500年代原産地のインド南西マラバル地方で栽培されていました。現在はインド、インドネシア、マレーシアなどが主な産地です。
胡椒は、ペルシャ人やアラビア人によって地中海沿岸各国へ運ばれていきました。古代ギリシャでは医薬品として使われ、ローマ帝国では金銀と並ぶ貴重な貨幣として使われていたといわれています。日本には、中国を経て伝来したといわれています。
胡椒は、亜熱帯性の多年生つる性植物で、そのつるになった実を乾燥させたものです。
種類は、ブラックペッパー、ホワイトペッパーの他にもグリンペッパー、ピンクペッパーがあり、どのペッパーも元々同じ胡椒で収穫や加工法で色や風味が異なります。
例えば、未熟な実を発酵させ乾燥したのがブラックペッパー、完熟した実を水に漬けて外皮と果肉を除き、種を乾燥させたのがホワイトペッパーです。
胡椒の刺激の素「ピペリン」は、細かく砕くほど辛味成分を強く感じられるのであら挽きタイプよりパウダータイプが辛味が増します。
また、ホワイトペッパーよりブラックペッパーが「ピペリン」が多く含まれるので脂肪燃焼効果も高く、発汗作用や利尿作用もあります。そのほかに健胃作用、消化液の分泌促進、食欲増進などの効果をもつことから医薬品として昔から重宝されてきました。
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