1930年(昭和5年)年に国産初のマグロの油漬け缶詰がアメリカへ輸出されていましたが、静岡県清水市の漁業用縄問屋へ、むこ入りしていた後藤磯吉によって改良され1958年(昭和33年)、マグロの油漬け缶詰を「シーチキン」と名付け商標登録しました。 この商品名は、原料のビンナガマグロの肉色が白く、別名「海の鶏」とも呼ばれていたことに由来しています。
シーチキンは、キハダマグロやビンナガマグロやカツオから出来ています。加工方法は油漬け、油漬け水煮、素材そのまま、食塩・オイル無添加で、形状もほぐさずに大きい形のまま詰められたブロックタイプ、お料理に使いやすい大きくほぐしたチャンクタイプ、細かくほぐしたフレークタイプ の3種類あります。
シーチキンには良質なたんぱく質と青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を摂ることが出来ます。これらは魚の脂に含まれる不飽和脂肪酸の一種です。
その効能は、血中コレステロール値を下げる働きがあり、常温では固まりにくく液体を保つ成分なので、血液をサラサラにし動脈硬化や脳卒中を予防することや、中性脂肪を減少させる効果があります。
他にもEPAが多く含まれる魚油には、発ガン作用を抑える効果があることが分かっています。
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