マスタードの始まりは、古代ローマ時代ローマ人がマスタードの種子と肉を一緒に食べていたのが始まりと言われています。
青銅器時代の遺跡からは、袋に入ったマスタードの種子が発見され、また同じ頃エジプトでも食べられていた記録があり歴史の古い食材です。
その後18世紀以降、種子をすり潰してワインビネガー、油、蜂蜜などと混ぜてペースト状とし、現在我々が食べるマスタードができました。
マスタードは保存効果もあることからヨーロッパ中に広まり、日本には中国から奈良時代には伝わり、マスタードの栽培が始められました。
マスタードはアブラナ科の一年草で、ホワイトマスタードまたはブラックマスタードの種子をすり潰して粉末にしたものに、水や酢を混ぜ小麦粉などを加えたものです。
マスタードは種子の状態では芳香も、辛味も感じられません。粉末状にして水などで練ることによって、マスタード特有の香りと辛みを発します。これは、溶いて練ることによって酵素が働き「からし油」に変化するため、香味がでてくるからです。
マスタードには、消化促進、お腹に溜まったガスの除去、利尿など新陳代謝の活性化作用があります。また食欲不振や腹部膨満などに効果があります。また消炎作用、防腐作用もあります。
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