砂糖の歴史は紀元前4世紀、アレキサンダー大王がインド遠征時、家来より「葦(あし)から取れる蜜がある」と言われたと記されたのが最古の文献です。
砂糖は、ヨーロッパに持帰られ貴族を中心に人気となりました。また中国でも製造されていましたがサトウキビから作る黒砂糖で、後にアラビア人が白い砂糖の製造を伝授、マルコ・ポーロがヨーロッパに伝えました。
日本では、8世紀に鑑真が唐より黒砂糖を持ち帰ったのが最初です。その後、奄美大島でサトウキビから黒砂糖を作り始め、茶の湯発展と流行により和菓子の製作も盛んになり砂糖がたくさん使われるようになりました。
その後ポルトガルから、カステラや金平糖と一緒に輸入が盛んになりました。日本では需要拡大から国を挙げて製造しましたが、明治維新後輸入が中心となり奄美大島と沖縄で黒砂糖の製造のみとなりました。
砂糖大根ともいわれるテンサイで砂糖製造も始まり、一般家庭で日常的に砂糖を使うようになりました。しかし台湾で製造していたので戦争で国交断絶、一時的に不足し、人口甘味料が使用されましたが安全性の問題で使わなくなり、砂糖が盛んに製造され当たり前に使われるようになりました。
主に四つの植物から製糖されます。
・サトウキビの茎から出来る・・・黒砂糖
・テンサイの根から出来る・・・白砂糖
・サトウカエデの樹液から出来る・・・メープルシュガー
・サトウヤシの樹液から出来る・・・バームシュガー
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