コンビーフ(corned beef)とは、牛肉を塩漬けにしたものを言い、古くから保存食料として使われていました。食物の保存が容易ではなかった時代、肉を塩漬けにするのは最も一般的な保存法だったからです。
その後に缶詰の技術が開発され、試行錯誤の末にあの一風変わった台形の缶が誕生しました。
現在では日本のみならず、様々な国でコンビーフ缶が定着しています。また、缶詰にせずに売られているものもあり、欧米ではこちらの方が一般的なようです。
通常は、材料には全て牛肉が使われ、フレーク状にしたものを固めて作られます。中には馬肉をブレンドしたものも存在し、「ニューコンビーフ」と呼ばれていたそうですが、2005年のJAS法改正に伴い、これら牛肉以外の肉が使われているものは、「コーンドミート」と記すように定められ、これらは安く手に入れることができます。
主に、牛肉を使っているコンビーフには、牛肉由来のタンパク質、脂質が豊富に含まれる他、ビタミンB群や鉄も含まれ、貧血予防や虚弱体質の改善に役立ちます。ビタミンB群は、身体の代謝機能を助け、肌の調子を整える働きがある他、子供の発育にも欠かせない栄養素です。
|