ヒポクラテスが後の世の医師たちに教えているものの一つとして「病気と四季との関係がある。病は四季によって変わる。冬に増大するものは夏に落ち着き、夏に増大ものは冬に落ち着くはずである。もちろん一定の日数の周期内に治っていかないものがあるということを忘れてはいけない。春に起こる病気は秋には治ると期待しても良い。秋の病気は通常春には完治する。 ただ、病気が四季の起源を越えるような場合は年間を通じて病気は ヒポクラテスが後の世の医師たちに教えているものの一つとして病気と四季との関係がある。病は四季によって変わる。冬に増大するものは夏に落ち着き、夏に増大もの続くことを知っておかなくてはならない。
医師は前記の病気が体内でそれぞれの病気の性質に最も合った季節に一番重くなるという点を考慮して病気に対応しなければならない。また、医師は病気・体格・年令・季節などの条件に応じて、体の緊張したものは暖め、暖めたものは引き締めなくてはならない。それによって病気は治る。また 病気が生じるのは、食餌や空気によるとヒポクラテスは考えていた。
古代でも現代のような飽食があつた。飽食による病気は空腹よって癒し、空腹によって起こるものは飽食によって癒される。
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