自然は季節というエネルギーの変化を通じて、無生物界、植物界、動物界に影響を与えています。一年のあいだに、自然界と人間を結びつけているのが季節の変化です。たとえば、春と夏は人間の四肢を活発にして肉体を発達させます。秋と冬は脳を活発にして心と精神を発達させます。
季節は人間だけではなく、水や風、土といった無生物界を通じて、植物界や動物界にも影響を与えます。冬の寒さが水を凍らせ、春の暖かさがその氷を溶かします。夏の厳しい日差しは酸化作用を促し、秋の長雨がそれを和らげ、そしてまた冬には霜や雪がめぐってきます。
春夏秋冬のそれぞれに得られる旬の食材は、こうした自然のサイクルを通じて人間に必要な栄養素を与えてくれます。
わたしたちは自然に愛されているのです。この自然の変化を素直に受けた食生活をしていれば、健康が保てる可能性が高まります。
|