<ヒポクラテスの教え>
「人間は健康こそが最も価値あるものと考え、病気のときには自分自身の考えによって体のためになる方法を見つけなければならない」
体が健康でないと病気になるだけではなく、精神や心に必ず悪い影響を及ぼします。仕事への意欲や人生の夢、また感動までもが失われてしまいます。私たちは健康なときはこの大切なことを忘れ、おのずと自然と逆行する行動を取ってしまうものです。そこで今一度食事や栄養について正しい認識を持つことが大切です。そのことは医療者だけでなく、親兄弟が次の世代に伝えていくべき重大なテーマだと考えます。現代社会のように化学物質でつくられた人工の食品が氾濫する時代に、健康な生活を続けることは大変なことです。しかし、だからといって放って置くのではなく自衛する手段を考えることが重要である。
医療のみならず、すべての面においてヒポクラテスが提唱する自然な生活に立ち戻ってみてはいかがでしょうか。自然の中で生かされることに感謝し、地産地消とも言うべき旬のものやその土地で取れたものを口にする食事や、現代当たり前となった冷暖房をなるべく使わない生活習慣を上手に取り入れることがいつまでも健康で幸福な未来をもたらす方法だということを、一刻も早く皆さんに気付いていただきたいのです。
食べ物や飲み物は健康に大いに影響します。今の時代は確かに多種多様な食材や飲み物がありますが、体質が風土的な条件にうまく適応できるように考え、選択することが重要です。それが健康なときにやっておくべき摂生法だと考えます。
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