大腿筋膜張筋は、腸腰筋と協力してももを挙げる働きをしていますが、構造上腸腰筋は、足を外側に開く力が働きます。大腿筋膜張筋はその力を抑えてももを真っすぐスムーズに挙げる役目を担っています。
ウォーキングをしていて股関節まわりが疲れやすい人や、何となく足がいつも開いているという方はお試し下さい。
また、大腿筋膜張筋のアイソメトリックスと併せて行うことでウォーキングのフォームを安定させることが出来ます。
1、右膝を立てて、仰向けに寝ます。
2、左足を右の膝にかけて、左足の重さを利用しながら、右膝を内側に倒していきます。
30〜60秒間この姿勢を維持し、同様に左右の足を入れ替えて行います。 左右均等に伸ばすことが重要です。 左右2回ずつ疲れが溜まっている時には毎日、もしくは1日おきに、体が温まったときに行ってください。 また、ウォーキングやジョギング前の準備運動に行うのも良いでしょう。
上に乗せている足で膝を強く押すと膝関節を痛めます。股関節の周りに気持ちよい張りを感じるところまでで止めてください。また、股関節周りや膝に痛みがある人は、無理をせず痛みが出ない範囲で伸ばしてください。