広背筋とは腕のつけ根から腰までの背中を広く覆っている筋肉です。
普段わたしたちが“背筋”と呼んでいる部位にあたり、その大部分を占めるのが広背筋です。
背骨を中心に上半身をすばやく回旋させることで、バランスが取りやすくなり、胴体を安定させる働きがあります。
また、腕で物を引き寄せるときや物を持ち上げるときにも使われます。
この広背筋がしっかり使われていないと、筋肉の代わりに脂肪がつき、思ったときに手が出なかったり、背中の肉がたるむ原因となってしまいます。
広背筋は運動をするときに上半身のバランスを保つ役割を担っています。
そのため、あらゆるスポーツにおいて重要視される筋肉でもあり、普段から十分にストレッチされていると、俊敏な上半身の動作の実現が期待できます。
また、肩から背中にかけての脂肪も落ちて、芯の通った美しい背中を作ることができますので背中の肉がつまめるという人は夏に向けて“背中美人”に挑戦してみてはいかがですか。
(1)脚を肩幅より広めに広げ、足はまっすぐ、両手を水平に持ち上げます。
(2)顔を右に向け右足は90°左足は45°右に曲げます。
(3)右の膝が90°になるまで体を右側に倒し右手は右の足のひらに、左手は右にまっすぐ伸ばします。 そして最後に、上を見上げます。 30秒〜60秒この姿勢を維持します。反対側も同様に行います。
※ 通常は左右1セット運動の前に行って下さい。背筋の下半分にコリを感じるときは風呂上りに2セット行うと良いでしょう。
痛いと感じるところまで伸ばすのは逆効果です。勢いに頼らず、ゆっくりと少しづつ呼吸をしながら行ってください。