大頬骨筋(だいきょうこつきん)は頬骨から唇の両端の口角(こうかく)を吊り上げるサスペンダーのような働きをする筋肉です。人は「楽しい」や「うれしい」などポジティブな感情を得たとき、大頬骨筋が最も良く収縮します。
笑顔を作るときにすっと口角が上がると、周りの人に健康的で若々しい印象を与えることができます。大頬骨筋は表情豊かに周囲の人とコミュニケーションをとる上でも重要な筋肉なのです。
1.頬骨と口角の間で口角より指1本くらい上を押さえます。
2.笑顔を作るように口角を上げると同時に先ほど押さえた指で口角が上がらないように抵抗して押さえます。
この状態を6〜7秒維持し、1日1セット。特に行う時間は問いません。
場所を選らばずにどこでもできるアイソメトリックスです。毎日ないし1日おきのペースで行いましょう。入浴後など筋肉が柔らかくなっているときに行うと効果的です。
表情筋は薄い筋肉ですので、体操のやりすぎには注意してください。一度にたくさんやるのではなく、毎日継続して行うようにしてください。特に普段、口を半開きにしていることが多い人は要注意です。大頬骨筋が弱くなっている可能性があります。この体操を根気良く続けましょう。