ストックウォーキングは通常のウォーキングに比べて、効果がよりあがることは既に述べたとおりですが、今回はストックを使うとどれだけ効果的かについて述べてみます。先ず両手でストックをもっていることで体の安定が取れ、凸凹の道や舗装していない道路を難なく歩けます。また腕を使えるということから、歩くリズムが自然と生まれてきます。その上背筋もしっかり伸び、理想的なフォームで歩けます。
ストックウォーキングをしている間は、腕の筋肉を多く使うことから、一般的なウォーキングと同じ速度をしているのに関わらず、普通のウォーキングに比較して心拍数や酸素摂取量は約10%〜20%上昇します。つまりストックウォーキングをすれば速度を上げなくても、消費エネルギーを高めることができます。呼吸・循環系機能を高めることができ、体脂肪や血中脂質を減らすのに効果があります。したがって体力をアップし、肥満や生活習慣病の予防・改善に効果が高く有効な運動と言えます。
ストックウォーキングは普通のウォーキングより効果をさらに高める要素を持っているばかりではなく、中高年・高齢者の理想的な運動であり、リハビリの運動にも活用できるので、是非皆さんも健康づくりのためにトライしてみてください。
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