食べるより動くこと
文明が発達するにつれ、人間の生活や習慣は大幅に変化してきました。中でも“食べる”ことと
“動く”ことがもっとも変わってきました。その最たるものが脂肪分の多い肉食が増えたことです。それは食習慣が欧米化したことによります。もともと日本人はエネルギー源をうまく貯めることができる遺伝子を持っていると言われています。そこで穀物を中心としたカロリーの少ない食事を摂って来たのです。そこへ必要以上の肉食習慣が入ってきたため、カロリーが過剰になってしまい、体内に脂肪が蓄積してきました。また、その他われわれの生活の中に電化製品が増え、交通機関も発達したため現代人はおのずと動かなくなってきました。カロリー過剰と動かなくなったことで生活習慣病が増える結果となりました。若い人の場合は食べ過ぎても活発に体を動かすことでカロリーが消費できますが、中高年になると食事の量を若いころより減少しても、それを上回るペースで体を動かすことが少なくなってきます。それが皮下脂肪や内臓脂肪が蓄積される原因になるのです。中高年の場合は皮下脂肪より内臓脂肪の割合が問題になります。私も経験がありますが過食して内臓脂肪がつくとなかなかこれを減らすことが出来ません。その結果糖尿病の予備軍になってしまいました。そこで、食事を粗食にして減らし、運動つまりウォーキングをしてエネルギーを消費したところ、皮下脂肪も取れてスリムになってきました。ウォーキングを進める上で食事を過食にしないで実行するのが基本です。それが余分な脂肪をなくし快適な生活を送ることにつながってくるのです。
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