人間は本来歩くことから始まり、歩く事によってからだの全関節をスムーズに動かし、エネルギーを高めていきます。ウォーキングはジョギングと違って呼吸器系や筋骨格系に負担をかけずに出来る運動です。また、心身ともに癒す作用があり、ストレスの発散、肥満の解消、そして循環器系、呼吸器系を強くするのはもちろんの事、脳の活性化にも効果があります。
・ウォーキングのときの服装について
本格的にウォーキングする場合のポイントを挙げてみます。
- 通気性と吸湿性に優れたものを着用しましょう。
ダイエットウォーキングの場合は運動量が多くかなりの量の汗をかく為、汗対策も考えましょう。
- 靴下を必ず着用して下さい。
素足では、足とシューズの間にすきまができ、靴ずれや「まめ」の原因になります。靴下をはくと足とシューズがフィットするので歩きやすくなります。
- 帽子を必ず着用しましょう。
夏場は熱中症の予防や紫外線対策になり、冬場は防寒対策になりますので最適です。
- 手袋をしましょう。
手のむくみを予防し、冬には防寒対策にもなります。また、雨のときなども手がびしょびしょにならずにすみます。
- 通常、両手には何も持たずに歩きましょう。
もし、持ち物が必要な場合には小さなリュックやウエストバッグなどを身に着けるのも一つの方法です。
- 夜間ウォーキングをする場合は目立つ服装を。
黒系よりも白系の明るい目立つ服装をしましょう。また、トレーニングウェアにつける反射板をつけるのも、事故防止や防犯におおいに役立ちます。
- タオルは吸水性の良いものを選びましょう。
柔軟剤をいれたふわふわにした良い匂いのものを使うのも、気持をやわらげるのに良いでしょう。
- その他として
紫外線の強いときはサングラスや帽子などを身につけましょう。
また、夏場の暑いときは水分の補給が必要になります。ミネラルウォーターやスポーツドリンクを入れた小さな容器を携帯し、補給すると良いでしょう。脱水症状や熱中症にはくれぐれも注意してください。
・Dr.中島の経験的アドバイス
お仕事などで朝や昼間どうしても時間をとれない人は夜間のウォーキングをお勧めします。ただし、男性の一人歩きは大丈夫でしょうが、女性の一人歩きは危険ですので夫や近所の人、ウォーキング仲間を誘い合って複数でのウォーキングを心がけましょう。
|