ウォーキングについては今まで基礎的知識やその効果、水中、仕事における運動法を述べてきました。確かに歩くことは大切ですし、体が改善するということもご理解できたと思います。ウォーキングは毎日の暮らしに欠くことができない運動法の一つになりつつあります。
人間は体を動かすことで、細胞を活性させます。動くことが習慣化されてくるとおのずと運動量が増え、必要なだけエネルギー消費をすることが可能になってきます。また、体の脂肪が減り、筋肉に柔軟性が生まれてきます。楽しくウォーキングを続けていくと、自分自身に余裕が出てくるとともに周りがよく見えてきます。こういった散歩をしながらウォーキングを体験すると、自分のライフスタイルそのものが変わってきます。そこで今回は散歩とウォーキングについてアドバイスすることにします。
歩き方も変われば当然生活スタイルも変わってきますし、座り仕事で今まで移動に自動車を使うことが多かった方が、ウォーキングの楽しみを覚えると、歩くことがしんどくならなくなってきます。
そして歩くうちにこんな場所まで歩いてこられるのか、あそこへも行かれたという経験を重ねるのが楽しみになってくるものです。それが散歩を兼ねて行うとより充実したウォーキングができるのではないでしょうか。
散歩は人類が生まれたときからの基本的な運動様式です。そしてどこでも気軽にできる最高の健康づくりともいえます。
文献によると、人間はおよそ400万年前から歩き始めたといわれています。その最初がおそらく散歩ではなかったかと想像できます。雑誌やテレビなどでは散歩をテーマにしたものが多く作られています。商店街を歩いたり興味のあるところが放送されると、そこまで出かけたりしたくなります。もっとすごいのではあるスポーツ選手が2ヵ月半かけて東京から京都までの長い距離を東海道五十三次と言わんばかりに歩く番組も登場しています。
私が思うには、散歩は何となくリラックスし気ままな歩きと言うイメージがあります。ウォーキングはどちらかと言うとスポーツ的考え方で、周りに左右されずにただ歩くことに徹することであると思います。この違いについては次回にお話しすることにします。
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