ウォーキングの服装と同じく、シューズは足、膝、腰への障害を防ぐため、足に合ったものを用意することが大切です。歩く際の着地時には体重の1.5〜2倍の負荷が足にかかるといわれています。
そこで今回はシューズを選ぶ際に注意すべきポイントを含めて紹介していきます。
・まず足の形を知ることからはじめましょう
人間一人一人顔が違うように、足の形も違います。
一般的に日本人は甲が高く幅が広い足が多く、欧米人は甲が低く細い足が多いといわれています。シューズを選ぶときの基本は自分の足に合ったサイズを選ぶことです。シューズが足に合わないと、足を痛めたり体の不調を起こしたりしてしまいます。
・シューズを買うときの時間帯を考えましょう
足は朝と夕方では0.5〜1cm大きさに差があるといわれています。それは体重がかかりアーチの部分がゆるんで広がってしまうことが一つ。それと、血液が立っていることで足へと降りてきて、うっ血してしまう為です。
シューズを買うのは足が大きくなる夕方4:00ぐらいが良いでしょう。その際、厚手の靴下で足の大きい状態ではいておくと後でつらい思いをせずにすみます。
・実際にはいて試してみましょう
シューズを買う場合、これから長く付き合っていくのですから、実際にはいて感覚をつかむことが重要です。お店で少し歩いてみてフィット感があるか確かめましょう。靴ひもやマジックテープで調節できるものだと自分の足とシューズをフィットさせやすいでしょう。
では、部分的にチェックしましょう。
●甲部
足と甲の間がゆるいと・・まめができやすくなります。また、逆にきつすぎると血行が悪くなって疲れが増してしまいます。
●つま先部
シューズをはいて立ったときに指が自由に動くか確かめます。1cm程度ゆとりが必要です。親指や小指のつけねがあたると骨の異常を起こすことがあるので注意しましょう。
●アーチ部
アーチのクッションが土踏まずとずれていると、アーチ部に摩擦が加わって疲労をまねく事になりますので注意が必要です。
●かかと部
かかとを浮かしてシューズがゆるいと着地するときに不安定になりやすいです。また、かかとへの衝撃をやわらげる為、クッション性のあるものを用いると足の疲れやタコ、魚の目の予防になります。
・Dr.中島からの経験的アドバイス
毎日ウォーキングする上でもっとも大切に感じたのがシューズです。2足のシューズを交互に使っていますが、やはり自分に合わない方のシューズをはいたときは、歩きはじめて5分ぐらいで足底が痛くなり、歩き方のリズムが若干変わってきます。私自身が偏平足なのでアーチクッションをはずした方法で歩くようにつとめています。
歩くうちにいろんなことがわかってきます。シューズのみならず服装においても自分にとって快いものを選ぶのが長続きの秘訣です。
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