ウォーキングは以前にも記述したように毎日できる理想的な運動です。また、速歩でやれば有酸素運動になり、体の心肺機能を高め、脂肪を燃焼させ、ダイエット効果まで期待できます。さらにウォーキングは全身の構造的バランスの均等化が企れ、細胞の代謝を活性化させ、その人のエネルギー(活力素)を高めることができます。
<理想的な歩き方>
(1)歩き方の分析
現代人は通常アスファルトの道路で歩くため足に無理な力がかかっているので、いかに足に負担をかけずにウォーキングすることが出来るかが大切になってきます。
もし、悪い歩き方をしたままウォーキングの量を増やしてしまうと、足、膝、腰の異常や変形の原因になってしまうことがあります。例えば外反母趾、たこ、魚の目や膝痛、腰痛、0脚などが考えられます。
人間は四足動物と違い二足動物なので、全体重が二本の足の裏にかかり、上手な歩き方をしないと心臓から最も遠い足は血行が悪くなって血液が足の末端に集まります。その結果足のむくみ、重さや老廃物が溜まってきます。
またその他として、足の疲れによるふくらはぎの筋肉の張りや足の裏のアーチの低下がみられます。
(2)デトックス(毒素排泄)
最近マスコミでよく取り上げられるものにデトックスがあります。つまりToxin(毒素)を排泄するという意味でDetox(解毒)といいます。
体のとって毒素とは有害ミネラル(有害金属)をいいます。ミネラルには体に必要な必須ミネラルと悪い影響をもたらす有害ミネラルの2種類があります。
有害ミネラルは水銀、カドミウム、鉛、アルミニウムなどで、必須ミネラルはカルシウム、マグネシウム、鉄、リン、銅、亜鉛などです。
通常体から有害な老廃物を排泄させるのに一番多いのが便からで75%、つづいて尿の20%、汗の3%あとは毛髪や爪の2%です。
つまり毒素を排泄する方法としては腸内の環境を調節して便をしっかり出し。汗をいっぱいかいて、また利尿作用を高めるのに水を多く取るのが良いのです。
ウォーキングをやることで便通が良くなり、汗や尿の出が盛んになるので毒素を排泄するのにも非常に効果があります。
(3)ウォーキングの効用
ウォーキングはダイェット効果があります。それは歩くことで血行が良くなり、冷え性やむくみを改善し、脚を細く引き締め、ヒップアップを図るのに最適です。もちろん皮下脂肪や内臓脂肪を効率よく燃焼させることが可能ですし、生活習慣病の予防にも有効です。特に速歩は有酸素運動になるので体に酸素を十分取りながら、全身の血液循環を高めて細胞を活発にして、活力やエネルギーを生み出してくれ若々しく元気にしてくれます。
ウォーキングの医学的効果としてまとめると
- 全身の骨格や筋肉を強く保ち姿勢などを正しく維持してくれる。
- 心臓、特に動脈・静脈・リンパの循環をより活発にしてくれる。
- 脳に大量に酸素を送り込んで活性化してくれる。
が望めますのでウォーキングをおおいに活用して下さい。
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