いったいどれくらいのスピードでウォーキングをすればいいのだろう。
体内にあるブドウ糖を使ってエネルギーを作る「運動」には二種類のものがあります。
1つは酸素を大量に消費しながら大量のエネルギーを作る「有酸素運動」と、もう1つはあまり効率の良くない「無酸素運動」です。[もっと詳しく→]
運動を始めようとする時の目的はさまざまですが、多くの方の目的はダイエットと筋肉アップ、体力アップにあります。この目的達成によい運動はエネルギー消費の大きい「有酸素運動」です。そして、ウォーキングは最も手軽にできる「有酸素運動」なのです。
さて、本題のウォーキングのスピードについてです。私たち人間は、若い20歳代をピークにして運動能力が低下してきます。年齢に応じて運動量とその程度を加減する必要があります。どんどん体重を減らしたいからと言って、無理な運動をするのは厳に慎まなければなりません。
適度な歩くスピードかどうかを知るには心拍数を使います。あまり早すぎては心臓や肺、血管などに負担になりますので年齢相応のスピードでウォーキングして下さい。
<表1>に示した心拍数は年代別の適切な心拍数の目安です。
<表1>適切な心拍数 .
20歳代 |
・・・ 130 |
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30歳代 |
・・・ 125 |
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40歳代 |
・・・ 120 |
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50歳代 |
・・・ 115 |
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60歳代 |
・・・ 110 |
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70歳代以上 |
・・・ 100 |
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ポイント!
心拍数の取り方
左の手首の脈を感じる部分に右の指先で触れて15秒間に何度脈を感じたか、数えます。
心拍数は1分間に心臓が拍動する回数なので、その感じた数に4をかけたものが心拍数です。
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