ウォーキングは楽しく手軽に続けられる気持ちのいいエクササイズです。より効果的にするためには、食事、飲み物、ウォーキングを行う時間帯と回数が重要になってきます。ウォーキングは継続することで睡眠、肌、コレステロール値、骨量などに良い影響を与えます。以下のことをふまえて自分で納得できるウォーキングを実践しましょう。
(1) ウォーキングと食事
通常ウォーキングは食事を終えて30分を経過してから行います。米、麺類、パンなどの穀物を摂取してから歩くように心がけるといいでしょう。ウォーキングと食事のタイミングですが、あくまでも激しい空腹時や食後すぐのウォーキングは避けるようにします。フルーツではグレープフルーツ、オレンジ、キュウイなどが疲労回復に効果があるので最適です。しかし、時間的に食前しかできない場合はウォーキングのあと一時間ぐらい休んでから食事を取るようにしましょう。ともかく、ウォーキングの前後は過食しないように心がけることが大切です。
(2) ウォーキングの時間帯と回数
ウォーキングの時間帯としては朝昼夜いつ歩くにしても一日の同じ時間帯にトライするのが理想的です。ウォーキングはそれぞれの生活スタイルによって違うので無理をせず自分にとって都合のいい時間帯を選ぶことが長続きの秘訣です。
朝の場合、食事前にウォーキングをすれば脂肪燃焼に効果があります。先ず運動を始めると血液中のブドウ糖をエネルギーにしようと働きますが、空腹時では血液中にブドウ糖がないため、初めから脂肪を燃焼させようとするのです。但し、あまり空腹すぎると気分が悪くなることがあるので絶対無理しないことです。それと朝ウォーキングする場合は体そのものがしっかり目覚めていないので、準備体操をたっぷりしてから始めてください。
<注意点>
心臓病や糖尿病などの基礎疾患のある人は、朝起きてすぐの運動は危険な場合が多分にあるので注意が必要です。
昼は交感神経の働きが活発になり調整能力が高くなるのでウォーキングをするのに一番適した時間帯です。
夜のウォーキングは酸素をたっぷり取れて血行が盛んになるのとホルモンの分泌が活発になってお肌の新陳代謝が盛んになってきます。ただし、就寝する2〜3時間前にウォーキングを終了するのがベストです。無理に長時間ウォーキングしすぎると交感神経が興奮して寝付けなくなるので注意が必要です。
Dr中島からの経験的アドバイス
ウォーキングは無理をせず毎日行うことが理想ですが身体の調子が悪かったり、二日酔いや生理痛などのときは無理をせず休むくらいのゆとりが必要です。多くの方は毎日歩かなければ効果がないと思い込んでいますが、最初は週3日くらいから始め徐々に日数を増やし週5日位行うのがいいでしょう。最も大切なのは義務感にとらわれることなく自分のペースでウォーキングを続けることが最も理想的です。
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