ゴルフはどうしてもプレーにこだわるせいか、正しく歩くということを忘れている。
患者によく聞かれる。「先生、ゴルフは歩くから、体に良いんですよねぇ!?」と。確かにゴルフの歩きは生半可ではない。
シングルプレーヤーでワンランド回って約8,000歩。アベレージプレーヤーでワンランド約10,500歩。初心者でワンランド120位で回ると約25,000歩だという。
この計算でいくと、初心者はシングルプレーヤーの3倍以上も歩いていることになる。よってゴルフは歩くのでいいスポーツだと思うが、ただプレーのことばかり気にして歩くので精神面の疲れが肉体面にも掛かるのが気になる。
一般サラリーマンは1日5〜6,000歩位しか歩かないというから、週5日で25,000〜30,000歩も歩くゴルフは凄い。
しかし、計算上ではかなり歩いていることになるが、現実はたまにしかゴルフに行かないため果たしていい運動になっているかは疑問である。
確かに歩かないより歩いた方がよいが接待ゴルフより、仲間で楽しむゴルフの方がいい運動になるし、ウォーキングとしては理想である。
参考文献:「歩くとなぜいいか?」」PHP文庫
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