ここではウォーキングに関しての基礎知識として総ざらいしてみたいと思います。
ウォーキングは体に負担をかけずにできる運動としてはもっとも最適です。特に心・肺機能をはじめ内臓、筋肉などから精神にいたるまで鍛錬し向上する事ができます。とくにウォーキングは体内に酸素を取り入れる(有酸素運動)なので体調に合わせた目標を決め、持続してやることが大切になってきます。先ず、ウォーキングをやる上で正しい知識と認識を身につけ実践することがより効果を高めます。
<効果的なウォーキング>
(1) 正しい歩き方
歩き方には特別なルールはありませんが良い歩き方としては、背筋を伸ばしあごを引いて直立する姿勢が最も良いウォーキングの基本とされています。なぜなら正しい姿勢は体脂肪を減らし各関節に負担をかけないので毎日おこなっても疲れません。また、正しい姿勢をキープするために目線を10〜13メートル先を見る気分で肩の力を抜いて腰の位置が上下に揺れないようにリラックスして歩くことが大切です。もし、悪い歩き方でウォーキングを続けると背骨や背筋のゆがみや骨盤に負担をかけます。それが内臓により負担がかかり血行を悪くし、いろいろな疾患を招くことがあるので注意しましょう。
(2) 呼吸法について
ウォーキングは有酸素運動なので心臓や肺などの機能を高め全身に酸素を送り込むことによって健康を促進させます。では、ウォーキング中の呼吸としては足の運びや腕の振りと同調させて一定のりズムで呼吸を行うのが良いでしょう。呼吸の重要なのは吸うことよりも吐くことが大切です。吐くことによって身体の運動神経が働くからです。吸うこと吐くことの比率は吸うことが1に対して吐くことを2にする。つまり、息を吸って二歩歩いたら吐きながら四歩歩くことです。これが基本的呼吸法です。
(3) ウォーキングの腕のつかい方
ウォーキングにおいて意外に無視しているのが腕の振りです。腕の振りは歩くリズムを生み出したり、身体の全体のバランスを整えるのに非常に重要になってくるからです。腕を振る時の注意点としては肩に力を入れないで前後に大きくリズミカルに振ることです。腕の回りは、90度くらいにし、軽くこぶしを握るようにしましょう。あまり強く握ると体に余分な力が入ってエネルギーのロスを起こしたり、首や肩こりの原因になったりします。肩から腕を動かす際は後ろへ持っていくように意識すると違和感がなくスムーズに腕が振れます。
(4)歩行の速度
ウォーキングでは歩幅が重要なポイントになります。歩幅が狭いと運動効果があがりません。歩幅は広く取るほうが効果的です。膝を伸ばして足をリズミカルに繰り出すことです。
それが自然にスピードをあげるコツです。ただしスピードにあまりこだわると自分のペースを崩すので気をつけましょう。
(5) 足の動きについて
ウォーキングにとって足の動きは体の負担や体の疲労度に直接結びつくので足の運びをしっかり身に付けましょう。足が地面に正しくつくためにはまず、つま先で蹴りだすようにし足の指を広げて地面に全体をつくようにします。次に、つま先をあげて踵から着地します。この動作を左右行って足が地面になじむ様にしましょう。一方の足が地面につき交互に動作することが大切です。
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