前回はライフスタイル・ウォーキングの中でも楽しいウォーキングのし方をアドバイスしました。今回は動くことによって生活の中で体がどう対応するかをアドバイスします。私もウォーキングを始めて3年経ちます。最初は歩かなければならないから歩くという義務感を持っていましたが、最近は楽しんで歩くようになってきました。最初の1年間続けた時、体重も落ち、おのずと食事のことも考えるようになってきました。よって甘い物やジュース類など、間食も取らなくなってきました。そのお陰で「元気そうだね」と患者さんや周りの人から誉められるようになりました。
歩くという行為は人間が活動する上で必要不可欠なことです。歩くことでその人の活動量が増え、行動範囲も広がってきます。そのせいか今まで車だけの生活だったものが電車を利用したり、歩いて多くの場所へ行くようになってきました。体と心の活性化になり、気分が爽快となり、最近では落ち込んだり悩み事があっても歩けば気持ちがスッキリしてきます。現代社会の中では、最近老若男女を問わず躁鬱、特にうつを持つ人が多くいます。こういう人こそ歩くことで脳に刺激を加えると、快楽物質であるβエンドルフィンのようなホルモンが出てきます。みなさんも是非ライフスタイル・ウォーキングを取り入れて下さい。体と心のバランスが取れた状態こそ歳をとらない秘訣だと自信を持って言えます。
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