●説明
甲状腺はのどぼとけの下方にあり、気管を取り囲むように前から外側にかけて付いています。形は蝶のような形をしていて、通常は外から触ってもほとんど分かりません。
主な働きは人体のエネルギー代謝や循環、内分泌、生殖などを調節する甲状腺ホルモンを分泌しています。
その甲状腺に出来るがんは良性の腫瘍のようにゆっくりと大きくなっていくため、早期発見が出来ると回復も早く、けして恐くないがんだと言われています。
そして、女性が男性の5倍発症しやすく、一般的ながんは若年層の方が悪性になりやすく病気の進行も早いのですが、甲状腺がんは若年層の方が悪性度が低く、進行も遅いという特徴もあります。
種類は、日本人の甲状腺がんの95%を占めている分化がん(乳頭がん、濾胞がん)、3%の髄様がん、1〜2%の未分化がん、そしてまれに見られる悪性リンパ腫があります。
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