●甲状腺機能亢進症とは(原因・症状等)
甲状腺機能亢進症にはいくつかの原因があります。バセドウ病、プランマー病、甲状腺炎、毒物や放射線照射による炎症、下垂体の亢進よる過剰刺激などが挙げられます。
中でも原因の約90%がバセドウ病で、20〜30歳代の女性に多く男性の4倍にもなります。血液中の異常なタンパク質が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを過剰につくり分泌させることで起こる自己免疫疾患で、遺伝的素因が大きく影響すると考えられています。
原因は何であれ、体の色々な機能が加速されるのがこの病気の症状です。
心拍数の増加、血圧の上昇、動悸、不整脈、多汗、手のふるえ、神経過敏や不安、不眠症、食欲の増進にもかかわらず体重減少、下痢、甲状腺の腫れなど症状は様々です。バセドウ病の場合、眼球突出など目の症状がみられることもあります。
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