●食道がんによい食事法
厚生労働省研究班の調査から、野菜と果物を多く食べる人ほど、食道がんのリスクが低いことが分かってきました。
あまり野菜や果物を食べない人と比較すると、よく食べる人は、食道がんのリスクが約半分と大幅に低下します。
また、野菜や果物を100グラム多く取るごとに、リスクが10%ずつ低下するという結果も出ています。野菜・果物の中でも、十字花科の野菜(キャベツ、大根、ブロッコリー、小松菜、など)は、リスクを低減する効果が高いことも分かりました。
これらの野菜に含まれるイソチオシアネートという成分に、制がん作用があるためと考えられています。
「がんになりやすい食べ物」というのがあることも分かってきました。発がん性があると言われているのが、肉や魚の焦げです。焼きすぎで焦がしてしまうと、「ニトロソアミン」という有害物質が生成されるのです。「焦げた部分がおいしい」という方もいるかもしれませんが、焦げは、できるだけ食べないようにしましょう。
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