1.説明
寒さが厳しくなってきました。建物の中にいれば暖房が効いていて快適に過ごせるかもしれません。しかし、それに頼ることなく、食事によって体を内側から温めることで健康な体を維持して、冬をのり切れたらもっといいですよね。
2.体を温める食事法(原因・症状等)
そもそも「食べる」という行為自体が体を温める効果があります。
食べ物を消化・吸収する際に食べ物の栄養がエネルギー源となり内臓が活発に働くようになります。結果、血行が良くなり体が温まってくるのです。
3.体を温める食事法
一説に、食材には体を温める食材と冷やす食材があると言われています。
体を温める食材・・・ごぼうやサツマイモ、ほうれん草などの根菜類やイモ類などで水分が少なく歯ごたえがあり寒い地方で取れた食材で土の中か表面で栽培されている。
体を冷やす食材・・・レタスやきゅうりなどの水分が多くて柔らかく比較的温かい地方で取れた食材で木に生っていたり土から離れた高い位置で栽培されている。
これは、遠い昔の漢方の教えのひとつで詳しくは分かっていないのですが、寒い地方で取れる根菜類やイモ類には体を温めるいくつかの共通点があります。
- 水分の含有量が少なく水の比熱の作用による悪影響が出にくい。
水分の多い食材は一旦体が冷えてしまうと体が温めるのにより大きなエネルギーが必要となるので水分の少ない食材は比熱を最小限で食い止められる。
- 基本的に土の中で成長するのでミネラル分をたっぷり含んでいる。
ミネラルはタンパク質がエネルギーを作る手助けをする。
- 繊維質なので血液の循環を良くして便秘解消につながる。
便秘を解消すれば、血液のめぐりも良くなり冷え性が解消する。
- ビタミンCやEが豊富
風邪を引くとビタミンCが不足するように、最も必要で不足しがちな成分です。また、ビタミンEは血行を良くするので体が温まります。
以上のような点から体を温めるのではないかと推測できます。
また、体を温める食材と一緒に、ネギや生姜、唐辛子などの薬味を摂ると効果的面です。
特に、生姜はジンゲロンやショウガオールが含まれていて発汗作用があるだけでなく血管を拡張して血の巡りを良くしてくれます。
これからの寒い時期、ほうれん草やごぼう、大根を入れたビタミンCたっぷりのブタの鍋にしてみてはいかがですか。薬味に生姜をたっぷり入れると、より温まります。
4.体を温める食事法(注意点)
先に述べたように「食べる」ということが大切です。ゆっくり時間をかけてよくかんで一日3食をしっかりと食べるようにしましょう。
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