ビタミンP〜血管を丈夫に、カゼも撃退!〜

ビタミンPとは・・・

「肌のつややハリがなくなりシミが増えた。」「歯茎から出血する。」「青あざが多くなった。」「風邪を引きやすくなった。」このような症状はビタミンPの不足が考えられます。

ビタミンPは柑橘類の薄皮などに含有されるヘスペリジン、そばなどに含まれるルチンなどの総称で、最近は「フラボノイド」と一般に呼ばれるようになったビタミン様の物質です。

ビタミンPの効果

1.血管を丈夫にする

毛細血管では組織との間で酸素や栄養のやり取りをしています。ビタミンPはこのやり取りのしやすさである浸透性を上げすぎないようにする作用があり、出血しづらくする働きがあります。毛細血管での出血は細菌の侵入を意味しますから、ビタミンPには出血予防作用による細菌感染予防作用もあることになります。

2.血圧を下げる

ビタミンPはビタミンCといっしょに働くことで、血管収縮の原因である活性酸素を強力に取り除く作用があります。結果的に血圧上昇を抑えます。

3.その他

ビタミンPには中性脂肪を分解する作用があり脳血栓や心筋梗塞の防止に役立ちます。まためまいを和らげる作用なども報告されています。

ビタミンPにトライ

ビタミンCコンプレックス

食品中ではビタミンPはビタミンCを多く含むものに存在するため、柑橘類から抽出したサプリメントではこれらの混合物として売られています。以前よりアメリカなどではビタミンCコンプレックスというサプリメントがポピュラーですがこれにはビタミンPが多く含まれます。

ローズヒップティー

バラが咲いた後にできるバラの実(ローズヒップ)にはビタミンPが高濃度に存在します。このバラの実の外皮はローズヒップティーとして販売されています。ビタミンPをもっとも手軽に取れるものとしてお勧めします。

尚、ビタミンPを多く含む食品としてはミカン、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類(特にその薄皮の部分)の他、さくらんぼ、あんず、ブラックベリーなどがあります。

ビタミンPこれに“注意”
ビタミンPはビタミンCと同様に胃酸の分泌を促進しますので、胃腸が弱い方は空腹時を避け食後に取るようにしましょう。

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