ビタミンCとは・・・
ビタミンCは別名アスコルビン酸といいます。これは、ほんの百年前まで人類を悩ませていた壊血病の原因がビタミンCの摂取不足ということから名付けられました。アスコルビンとは「壊血病の…」という意味からきた言葉です。壊血病は白米を主食にしていた地方や戦地の兵隊、船の水夫のあいだで発生しました。この病気にかかると血管や骨がもろくなり、からだのあちこちで出血したり歯がグラグラになったりします。また、ビタミンCは免疫や抗酸化作用など、からだの大事な機能に重要な働きもするビタミンです。
ビタミンCの効果
まず、コラーゲンをつくる働きを助けます。コラーゲンは細胞と細胞を結びつけ、筋肉や血管、骨を丈夫にします。壊血病は、体内のコラーゲンが不足するため、血管や骨などの細胞同士が十分に接着できないために起こります。次にビタミンAやEにならび、老化を防止する抗酸化作用があります。そして、免疫力を高め、ウイルスの侵入を妨げたり、疫細胞を助けたりします。その他には、シミ・ソバカスを抑えたり、ストレスと戦う副腎皮質ホルモンの分泌を助けたりします。美容から生体活動まで、幅広い働きをするのがビタミンCの特徴です。
ビタミンCにトライ
ビタミンCは調理時の熱にとても弱いので、サラダやデザートなど生のままで食べた方が良いです。多く含まれる食品は、レモン、キウイフルーツ、アセロラ、いちご、トマト、ブロッコリー、カリフラワーなどです。また、ビタミンCは体内に留まっている時間が短いので、まとめてとるのではなくバランスに気を付けましょう。一日に約100mg(レモン2〜3個分にあたる)摂取するのが良いとされています。
ビタミンCこれに“注意”
余ったビタミンCは尿に混じってからだの外に出ていく(尿が黄色になるのはこの為)ので、大量にとらなければ大丈夫です。しかし最近はビタミンCの大量摂取は発ガンの可能性もあるという報告もあるようなので、とりすぎは気をつけましょう。
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