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気になるスポーツ(2) サッカー 〜上半身の筋肉が要〜

《サッカーとは》 〜歴史とルール〜
サッカーの発祥はイングランドと言われています。14世紀には、公衆の迷惑になるとの理由で「フットボール禁止令」が発令されてる程、フットボールは盛んだったようです。19世紀に入るとパブリック・スクールで教育の一環として取り入れられました。しかし、それぞれのスクールでルールが独自になっており、統一するために1863年にフットボール協会が組織されこの下で行うフットボールが「サッカー」と呼ばれるものになりました。

基本的に、ボールは主に足で扱い、ゴールに入れたら1点、相手より多く得点を取った方が勝ちという非常にシンプルなルールです。
試合は1チーム11人で必ず1人のゴールキーパーを入れなければいけません。
また、7人未満の場合は試合はできません。審判は主審1人、副審(線審)2人で行われます。
試合は前半と後半と45分ずつ2つに分けて行われます。サッカーは「時間を止めない」スポーツで、プレーヤーが負傷したり交代したりといった理由で時間を浪費した場合は、その時間分を「ロスタイム」として加算し、競技時間を延長します。前後半で得点が同じ場合は延長戦、もしくはPK戦を行って勝敗を決定します。

《主に使う筋肉・関節》
サッカーは特に「蹴る」「走る」というイメージが強いですが、複雑な動作が多いスポーツだと言えます。一つの筋肉がその動作の要になるというよりも、複数の筋肉が協調的に働く必要があります。たとえば、単純にボールを蹴るから足の筋肉(足底筋群、下腿三頭筋、大腿四頭筋、大殿筋など)だけが必要かというとそうではありません。安定してボールを蹴るためには体幹(腹直筋、腹横筋、内・外腹斜筋、広背筋、脊柱起立筋など)が安定している必要がありますし、上肢(三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋など)でバランスをとる必要もあります。サッカー選手は足の筋肉が注目されがちですが、上半身の筋肉も重要だと言えます。

《障害を起こしやすい部位》
サッカーでは複雑な動作が多いので、いろいろな場面によって障害の場所も変わってきます。 下腿の代表的な障害としては、足関節の捻挫、下腿の肉離れ、膝関節の靱帯損損傷、中足骨・脛骨・ひ骨の疲労骨折などが上げられます。
また意外と上肢の障害も多く、前腕の骨折、手指の骨折、肩の脱臼などがあります。これらは相手選手と競り合うときに、手・腕から転倒するケースが多いからです。

《障害を起こさないための対策》
障害を起こさないポイントは、上半身のバランスと下半身の柔軟性です。相手との競り合いの場面が多いので、バランスを崩さないような上半身の筋肉の付け方が必要です。
そして下半身では入念なストレッチを行い筋肉の柔軟性を出すことによって、関節や靱帯の障害を軽減します。また、運動後のストレッチ、クールダウンも大切です。
 
 
オススメの体操

大胸筋のアイソメトリックス 体操
大殿筋のアイソメトリックス 体操
脊柱起立筋群のアイソメトリック体操
腹直筋のアイソメトリックス 体操
大腿四頭筋とハムストリング体操

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