柔道の原型となる柔術は武家社会の時代に始まり、江戸期を経て明治時代には様々な流派となって発展していました。そして現在ある柔道は1882年(明治15年)に嘉納治五郎がこれらをひとつのものとして体系化し創始したものです。
講道館規定では体重別に男女それぞれ8階級に分けられ、8m×8mから10m×10m四方の畳の試合場で、67種の「投技」と29種の「固技」を用いて3分から20分の予め決められた時間内に相手を制することを競うのがルールです。
判定は主審1名、副審2名により「一本」「技あり」「有効」「効果」の4基準で判定されます。「一本」は「投技」では相当の「強さ」と「速さ」で相手の「背を大きく畳上に着く」時に、「固技」では背と両肩または方肩を畳に着け30秒間(国際審判規定では25秒間)押さえ込んだ時に判定されます。
「技あり」は「強さ」「速さ」「背を大きく畳に着く」の条件のうち1つか部分的に欠けた時、「有効」は2つが部分的に欠けた時判定されます。
|