気になるスポーツ
気になるスポーツ(18)ゴルフ 〜筋肉の柔軟性が大切〜

《ゴルフ》 〜歴史とルール〜
ゴルフとは、初めにティーグラウンドと呼ばれる場所から、クラブという道具を使い静止したボールを打ちます。そしてカップという穴に入れるまで打ち、いかに少ない打数であがれるかを競う球技です。
起源にはいろいろな説がありますが、有力なのはオランダが発祥地で、それがスコットランドにその後、多くの人によってプレーされるようになり、現在のゴルフゲームに近い形態に発展したと言われています。
ゴルフは、プレー以上にマナーを重んじる「紳士のスポーツ」といわれています。その為、ルールブックにはマナーやエチケットについてもたくさん書かれています。競技者一人ひとりが周囲に心配りをし、ルールを守るという精神をもって行われるスポーツなのです。

《主に使う筋肉・関節》
ゴルフスイングでは力を入れて良い部分と、入れない方が効率よく動かせる部分があります。
両肩からグリップまでは、力まずに、大きく柔らかく使います。
鍛えるべき筋肉は、お尻、太もも、ふくらはぎ、また、腰とお腹、背中、そして胸です。
両腕に関しては人並みの筋力で十分です。両腕でボールを強く叩きに行くと、重力や回転運動による遠心力が上手く利用できないだけでなく、妨げとなってしまいます。
スイングで重要なところは脚力と腰の力です。但し、脚力と腰をただ単に鍛えるだけでは駄目です。反復横飛びのような下半身を使った瞬発力を必要とする鍛え方が重要です。
 

《障害を起こしやすい部位》
ゴルフスイングは、腰の強い捻りを頻繁に行うため、腰椎椎間板ヘルニアになりやすいです。また、頚部にもスイング時にボールから眼を離さず頭を残して振り切るという動きのため、ここでも強い捻りが発生して、椎間板ヘルニアになることがあります。

腕の障害では、スイングのやり過ぎや、失敗して地面を叩いてしまった時など、腕の筋が傷ついてしまうことがあります。この場合、手首では左に多く親指の付け根辺りから痛みが生じます。肘では内側に痛みを生じることが多く、これを内側上顆炎といい、ゴルフ肘とも呼ばれます。しかし、日本人は欧米に比べて背の低い人が多い為、クラブを持つ手首の角度が深くなります。その場合、肘の外側を損傷する事が多く、これを外側上顆炎といいます。

《障害を起こさないための対策》
ゴルフは、朝早くから行う事が多い為、筋肉は特に硬くなっています。その状態でプレーすると捻挫や肉離れを起こしやすく危険ですが、ストレッチにより柔軟性を改善すれば怪我をしにくくなります。その為、前もって軽い運動をすることが望まれます。腰や腕に炎症(痛み、熱など)を感じたら、すぐに局部のアイシングを行ないましょう。また、入浴時のマッサージも効果的です。

オススメの体操

スクワット体操
棒体操
腕立て伏せ体操
腰のストレッチ
大殿筋のストレッチング

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