リュージュ競技はスタート時点、手で加速できるところが特長です。
両手でスタートハンドルを握り、そりを前後に振り反動をつけて飛び出します。その後、スパイクの付いた手袋で氷を引っかく動作(パドリング)を行いスタート台を滑り降りていきます。
この時点で速い選手は、途中の滑走ミスをしない限り良い順位になるといわれる位であり、引く動作に重要な広背筋・上腕二頭筋、パドリングに重要な上腕三頭筋の働きが特に重要です。
滑走中は、仰向けの水平姿勢をとり、トラックのどの部分を通るかで大きく勝敗が左右するため、脛で挟んだクーヘ(そりの鼻の部分)を内側へ押し込むことによってそりをコントロールします。この時に使う主な筋肉が、太ももの内側の筋肉にあたる内転筋群です。
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