体操競技は国際体操連盟(FIG)に帰属するスポーツ種目で、男子6種目(ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒)、女子4種目(跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆか)から成っています。吊り輪は、体操競技のつり輪種目で使用する体操器具の名称と、それを使った種目の名称で、古くは吊環(ちょうかん)とも呼ばれていました。 樹脂・金属ないし木製の輪を床下から280cmの高さに吊り下げた器具を使用します。競技は輪を腕でつかみ、宙に浮いた形で行われます。腕の力のみで体を支えるため、力強さが見所の最も腕力が要求される種目です。倒立、懸垂(十字懸垂、水平懸垂など)振動、回転などの運動を組み合わせて行われます。団体・個人総合のほか、種目別でも単独で行われています。 |