人類は発生して以来今日に至るまで、生活のパターンとそれに伴う食習慣という見方からすると4つの大きなステージを経てまいりました。
1. 狩猟採集の生活をし、地上の生物の中でその頂点に位置した。
2. 定住安定のため農耕生活に転換した。
3. 集団の拡大に伴って他の土地への移住が必要になり、遊牧生活を始めた。
4. 以上の人種が混交した。
それぞれの生活習慣、特にその環境に応じた食物は人類の体そのものへ大きく影響を与え、各ステージでそれらへ適応する体へと変化してきました。
食物を摂取すると体内では、血液と食物の間で化学反応が起こります。特に食物中にあるレクチンというタンパクは、血液凝集作用があり血液に大きく作用します。このレクチンは血液型抗原に非常に良く似た特性を持つためO、A、B、ABの各血液型によってそれぞれ別の拒絶反応を起こします。逆説的にいうとある食物に適応する血液型の人類のみがその食習慣の中で生き残ったわけです。そこで長い年月を経て
1.狩猟生活でO型
2.農耕生活でA型
3.遊牧生活でB型
4.その後の血液型の混交でAB型
が発生しました。
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