運動量を酸素消費量で判断することができます。運動量を徐々に増やしていくと、それにつれて酸素消費量も増えていきます。ただし、これは完全な比例関係にはありません。正確に酸素消費量を計測すると運動量が増すある時点から比例関係にあった運動量と酸素消費量の関係が崩れて急激に酸素消費量が増加しはじめます。この運動量を「無酸素性作業閾値」といいます。<図1>
「無酸素性作業閾値」までの運動を有酸素運動、これを越えた運動を無酸素運動ともいいます。無酸素運動は筋肉がエネルギーを生産する際、疲労物質である乳酸を産生します。ウォーキングは乳酸を生産しない有酸素運動の範囲内で、さらにその最大酸素消費量の50%〜70%で行うのが理想的です。
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